今回は ”茨木のり子さんと詩と言葉” とっても魅力的な童話作家の小林玲子先生のご指導なさっている朗読会なので楽しみに出掛けました。
今回の詩人、茨木のり子さんはお父様が昔、昔、陶の庵の通っていた吉田小学校で、校医をしてみえご自身も女学校時代は吉良に住んでみえたとの事、その後程なく上京されたようです。
陶の庵同様「灯台下暗し」でご存知の方が少ないのは残念です・・
沢山の詩やエッセイ、童話、脚本等を残されていますが、乏しい読書量の中から印象深い晩年の詩を一篇。
倚かからず 茨木のり子(1926~2006)
もはや
できあいの思想には倚かかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚かかりたくない
もはや
できあいの学問には倚かかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚かかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚かかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
この一篇だけで茨木のり子さんの来し方が解かりますネ
全くもって軽くグラグラの陶の庵に 喝!
全くもって軽くグラグラの陶の庵に 喝!
1 件のコメント:
"椅りかからず"いやはや全てに合点のいく詩でございます。
>もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
↑
とくにインキョGGの惹かれるところです。権威、権力、権益、権のつく熟語には異常反応をする性分ですからね(除権兵衛)^^;
コメントを投稿