2014年3月29日土曜日

「ちらし寿し」?「ばら寿し」

日毎に明るく暖かい日差しにつつまれ、裏庭の二本の染井吉野も
遅ればせながら、其々5輪づつほころびましたので開花宣言といたします。

そんな陽気になりますと何故か酢の物が・・・ということでお寿しを作りました。

三河生まれで三河育ちの陶の庵の小さい頃は「今日はおいしいばら寿しを作るからね」と
母は言っていましたが、今は何故か陶の庵は「ちらし寿し」と言っています。
「ちらし寿し」?「ばら寿し」

ちょっと甘めの酢飯に具を混ぜ合わせ、彩りに錦糸卵にさやえんどうと
細かく刻んだ自家製紅しょうがを散らした「ちらし寿し」です。


中身の具はメーンのメジロ、酢レンコン、干椎茸、蕗、カニ蒲鉾・・・
海沿いの三河地方ではアナゴではなくメジロの方が、少しねだんも高いようですが
味の方は断然美味しいとメジロを使いますが、残念ながら
メジロとアナゴの区別は今もってわかりません?
そのメジロを白焼きにして煮た後、再び煮汁のタレをつけて少し焼きますが、
そうするとべとつかないで、メジロの旨味が内に残るような気がいたします。
細かく切った具材を人肌くらいの温かさの残った酢飯と混ぜ合わせ、その
上に同じ寸法になるように切っておいた錦糸卵と細切りにしたさやえんどうをちらし、
紅しょうがでアクセントをつけます。 錦糸卵の黄色とさやえんどうの緑!
春爛漫の具たくさんの「ちらし寿し」とっても美味しいですよ。 (*´ー`)

最近特に味噌、醤油、納豆、鰹節、お酒等の発酵食品が体内細菌のバランスを保ち、
免疫力を高める効果があると注目されておりますが、お酢(特に有機純米酢)も
立派な発酵食品で、疲労物質を分解したり血流の流れをスムースにしたり、
カルシュムの吸収を良くする働きのある優れものです。
ちらし寿し、にぎり寿し、いなり寿し、押し寿し、巻き寿し、棒寿し・・・
お寿し大好き ♪♪

家庭料理といえども完成までは時間や色々手間をかけながら、
食卓に載ったお料理は食べれば一瞬で形がなくなってしまいますが、
それでも食べた後「おいしかった、しあわせ・・」と余韻が残りますよね。
その細やかな余韻の為に又、明日も明後日も毎日・・・

家庭料理では高級素材は使えませんが旬の素材を取り容れて、
「心をこめて ていねいに作る」
美味しいを料理を作る秘訣かしら?



2014年3月22日土曜日

「寒緋桜」

花の盛りは少し過ぎてしまったようですが、
隣町の家に咲いている樹齢40年という「寒緋桜」


花言葉「あでやかな美人」 ウーンなるほど。
鮮やかな濃いピンク色の花がたわわに見事に咲いていました。

桜と言えば桜前線のスタートは沖縄の寒緋桜だそうですね。そして、
日本列島の大部分を花の雲のように彩る染井吉野、北海道は大山桜と千島桜です。
染井吉野が南国土佐では早々と開花宣言されましたが、
陶の庵の地方の開花は3月24日頃との事、桜だよりが気になるこの頃です。
北海道は5月にはいってからだそうですので、日本列島の細長さを改めて感じます。
桜は日本人の大好きな花、日本人の心象風景です。

又、桜と言えば「願わくば 花の下にて 春死なむ・・・」
花と月をこよなく詠った漂泊の歌人西行法師、
先週3月15日は旧暦の2月15日、西行忌とお釈迦様が入滅された涅槃会でした。

花盛りの吉野桜はまだお目にかかった事がありませんので、
今年こそ下千本、中千本、上千本、奥千本へと・・・
賑やかになる花見銀座を通り抜け、上千本まで行くと潮が引いたように人が少なくなり、
眺めもよくなるとの事ですので、鶯の声を頼りに奥千本そして西行庵まで足をのばし、
吉野桜を満喫したいと思っています。
見ごろは4月中旬位でしょうか? 楽しみですねー。

「鶯のこゑぞ山路のしるべにて 花みてつたふ岩のかけ道」
山家集より

2014年3月15日土曜日

「・・・いとうつくし」

季語はなんと美しい日本語なんでしょう。

丁度今頃の仲春の季語は「北窓開く」 
春めいてきて冬の間閉めきってある北側の窓を開く。
そして、初冬になれば「北窓塞ぐ」
季節風に備えて窓を閉めきる。

もうそろそろ窓を開け放したい頃ですが、ここの所の尋常でない寒さでは
なかなか窓は開けられません。
そんな開けるにはちょっと寒い日、ガラス窓を通して写した一枚です。
毎朝雀に残りのパンやパン粉を与えるのが習慣になっていますので、
時間になるとちゅっちゅっと屋根の上から盛んに催促し、待ってたように食べにきます。

そんな姿を清少納言は「にくきもの」に続いて、「枕草子」のなかの「うつくしきもの」の段で、
雀の子が鼠鳴き(ちゅっちゅっと声を出す)をして呼ぶと、躍るようにして来るの。
とてもかわいらしい・・・と書いてあります。

ちゅっちゅっと鼠鳴き、これ以上の表現はなくピッタリですネ。
小さな体をふくらませ、小刻みに体を動かす動作のなんとかわいらしいこと。
そこへ、憎きひよどりがやってきた時の逃げ方とても俊敏です。
ひよどりが食べ終わって飛んでいくと又、ちゅっちゅっとついばみに来る・・
又、逃げる・・・そんな姿を見ていると自然に顔がほころびます。

震災に遭われた東北の方々を思いますと胸が痛みますが、
こんな細やかで穏やかなひと時こそ幸せを感じますネ。


2014年3月8日土曜日

「・・・いとにくし」

桃の節句も過ぎ、樹々も柳が芽を吹き、裏庭の桜の枝々の花芽も、
ふくらみうっすらと赤みをおびてまいりました。

一昨日は「啓蟄」、いよいよ虫たちが土から顔を持ち上げる季節です。

以前新聞で読みましたが、「枕草子」の中で観察眼のするどい清少納言は、
嫌いなもの「にくきもの」の段の中に、急用のあるときにやって来て、長話をする客。
とか、酒を飲んでわめきちらす男。無遠慮に声高くくしゃみをする者。・・・等、
色々にくらしいものがあったようですが、その中で虫のことについて書いてありました。
眠たいと思っているときに、顔のあたりをとびまわる蚊。
着物の下でおどりまくっている蚤、「いとにくし」。
何故か「にくきもの」の中には入っていませんが、蝿も愛嬌がないといったらない。
人の名前に蝿とついているだけで、とてもいやだ・・と。

蚤も恐竜時代は身長が2㌢位もあったとか、中国で出土した化石でわかったそうですが、
メスは大きいもので2㌢オスは1.4㌢もあったそうです。
1,000年も前から今の「蚤の夫婦」というイメージはあったのでしょうか??

巨大な蚤も怖いですが、今の世の中にはいないという安心感がありますし、
蝿も今では余り見かけません。蚊は毎夏悩まされ「いとにくし」ですが、
この世の中で一番怖いもの、見たくない書くのも嫌いなものは“ヘビ”です。
幸か不幸か周りにはまだ緑が残されて住みやすい環境なのか、毎年お顔をお出しになり、
今年も、今にも顔を持ち上げる準備をしているのではないかとビクビクものです。

冷静に考えれば、ほとんどの“ヘビ”は人間様に危害を加えるのでもないのに
あの姿と色、可哀想な気がしないでもありませんが・・・

それでも、陶の庵にとって「・・いとにくし」それは“ヘビ”です!


2014年3月2日日曜日

ちいさな「お・も・て・な・し」

いよいよ春の予感!
何となくこころ浮き立つ穏やかな一日、ボランティアで町内の幼稚園のおひな祭り茶会へ。
大人社会もそうですが、子供ながらも一日のスケジュールが決まっているような忙しい毎日。
そんな中たった一日の貴重な時間として、茶道と言うにはおこがましいですが、
お茶の良さを感じてくれればと思い、道具を持ち込んだり園児にも作務衣風の物を着せたり、
和の雰囲気と少し緊張感のある場所作りしてみました・・・

前もっておけいこをしてみましょう。

              正座をして両手で三角お山を作ってのごあいさつの仕方。
              黒もじをつかってのお菓子のいただき方 お茶のいただき方。
              お運びはゆっくり歩きましょう 出し方 下げ方。

お菓子は年長さんが作ったとっても美味しいスイートポテト。
 
まず、園児が交代でお運びといただき方。
「わすれちゃった」「こうやるだぞ」

そして色々行事の時にお世話になっている、地域のご年配の方達を
お招きして、日頃の感謝を込めてお運びしました。
「おいしいー」ていわれたー(*´ー`)

最後は大好きなお母さんにもこぼさない様に大事にお運びしました。
「ちょっとはずかしかった。でもうれしかったー」

何時もと同じ笑顔もなんとなくゆったりとした笑顔に感じましたが・・・

お茶好きな陶の庵ついつい張り切りすぎて アー 疲れました!!


 ※   つかの間のひと時でしたが機会ある毎に茶道に限らず和の文化を、
子供さんと共にお母さんも是非体験していただき、少しでも
 日常生活に取り入れていただけましたら嬉しゅうございます。