2012年9月25日火曜日

「牡丹餅と御萩」

「何時までもお暑うございます・・」が挨拶言葉でしたが、ここのところの秋雨で、
やっと夏のほとりも冷やし、しめやかな気配になってまいりました。

「暑さ寒さも彼岸まで」

お彼岸のお供え物は「おはぎ」? それとも「ぼたもち」?
材料はもち米とうるち米と小豆・・基本的には同じです。
それなら、こし餡がおはぎでつぶ餡がぼたもち?  そうでもないそうです。
餡の材料の小豆の収穫期が秋のお彼岸の頃で、取れたての柔らかい小豆は、
皮も一緒にして使っても美味しくそれがつぶ餡。
春のお彼岸の頃になると、冬を越した小豆の皮が固くなり(何やら陶の庵の事?)
そのまま使うと食感が悪いので、皮を取り除いた小豆を使ったのがこし餡。
ですから、昔は春はこし餡、秋はつぶ餡だったようでが、今では保存技術や
品種改良によって、春にも皮をそのまま使うことが出来ます。

「牡丹餅と御萩」の違い? 
 字のごとく春のお彼岸は牡丹の花に見立て「牡丹餅」と言い、
「御萩」は萩の季節、秋彼岸に咲く萩に見立てたようです。
でも、今では「ぼたもち」と言うより「おはぎ」と言う人が多いようですネ。

いつ頃からか、お彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が定着し、
小豆の赤い色は災難が身に降りかからない様に、
邪気をはらう食べ物としての信仰が先祖供養となったそうです。
  

お供えしたこし餡ときな粉の「おはぎ」
ご先祖様と共にいただきとても美味しゅうございました。


どこかの川柳にありましたよ。
「世界一 こわいのりもの 体重計」

食欲の秋、お気をつけて下さいネ。(*´ー`)

2012年9月19日水曜日

小さな夜の朗読会

陶の庵の尊敬するR.K先生がご指導なさっている
「小さな夜の朗読会」が催され出掛けてまいりました。


「茨木のり子の詩の世界」

お若い時代から、73歳で発表された最後の詩集「倚りかからず」迄の中から10篇。
何れも、感性豊かな詩ばかり。その中でも思わず微笑んでしまう楽しい詩。

「笑う能力」

「先生 お元気ですか 我が家の姉もそろそろ色づいてまいりました」
他家の姉が色づいたところで知ったことか
手紙を受けとった教授は
柿の書き間違いと気づくまで何秒くらいかかったか

「次の会にはぜひお越し下さい
枯れ木も山の賑わいですから」
おっとっと それは老人の謙遜語で
若者が年上のひとを誘う言葉ではない

着飾った夫人たちの集うレストランの一角
ウェーターがうやうやしくデザートの説明
「洋梨のババロワでございます」
「なに 洋梨のババア?」

若い娘がだるそうに喋っていた
あたしねぇ ポエムをひとつ作って
彼に贈ったの 虫っていう題
「あたし 蚤(のみ)かダニになりたいの 
そうすれば二十四時間あなたにくっついていられる」
はちゃめちゃな幅の広さよ ポエムとは

言葉の脱臼 骨折 捻挫のさま
いとおかしくて
深夜 ひとり声をたてて笑えば
われながら鬼気迫るものあり
ひやりともするのだが そんな時
もう一人の私が耳もとで囁く
「よろしい
お前にはまだ笑う能力が残っている
乏しい能力のひとつとして
いまわのきわまで保つように」
はィ 出来ますれば

山笑う
という日本語もいい
春の微笑を通りすぎ
山よ 新緑どもよして
大いに笑え!

気がつけば いつのまにか
我が膝までが笑うようになっていた


四半世紀を共に尊敬し合いながら生活された三浦さんを、50歳で亡くされ、
その後、お一人の暮らしが長かったのに、全ての感覚が瑞々しく躍動してみえる・・
ご自分に律した潔い生活をしていらっしゃったからでしょうか?

言葉というのは恐ろしいですね。その人の全人格、本性が全て
解かってしまいますし、美しい言葉は私達の心を潤わせ和ませてくれます。

暑さが収まる処暑もとっくに過ぎたというのに、残暑が長く続きいささか閉口していますが、
夜になれば空気が一変し、エンマコオロギが鈴をころがす様な音色で鳴いています。
短夜から長夜にになりましたので、好きな本を手にし日本語の美しい言葉に
お目にかかりたいと思っています。 「読書の秋」・・ちょっと古いかしら?

2012年9月11日火曜日

第十回 和楽茶会案内状

第十回 和楽茶会の案内状が出来ました♪♪



茶の湯に出会い「一碗の茶」を楽しみ早や40年余りになります。
お茶に親しみ、その「心」に触れられることに幸せを覚えるようにもなりました。

主、客、相まみえて建立する茶席は、日常ではあじわえない緊張感に、
心身共に刺激され、とても満たされた心地になります。

その一方で、「もっと気楽に、日々の生活の中で茶心を楽しもう」と、
そんな思いのよき仲間と共に始めたのが和楽茶会です。

その和楽茶会も、早や十回目となりました。
以前は「十年一昔」と言われていましたが、最近では「七年一昔」もっと早く
「四年一昔」に変わり、時の早さにびっくりいたしております。
脳細胞もとみに劣化し、心身共に少々お疲れ気味です。(*^ー^*)

多くの方々のご支援により催して参りました茶会も、十回目を一応の節目として
今回の和楽茶会で、最終の開催に致したいと思っています。

「楽しいお茶会だったわネー」「忘れられない一刻だったわ」・・等
 お一人様でも感じて下さる様な、和楽茶会を催したいと、
これから準備に入るところです。
\(^-^)/

2012年9月3日月曜日

「天然鮎」

その昔、陶の庵の故郷、三河湾でとれた三州塩を舟や馬で、山奥の信州へ
運んだことから、「塩の道」とよばれた街道の要地であった足助。
名古屋から車で30~40分走ると、緑に囲まれた山里足助に着きます。

家族連れでおお賑わいだった夏休みも終り、少しずつ日常の静けさを
取り戻しつつある、香嵐渓へ・・ 
Tさんと「天然鮎」を食べに巴川沿いの川見茶屋へ掛けました。



家で食べているふくよかな鮎と違い、すんなりといかにも身の引き締まった「天然鮎」。
竹串を打った鮎にたっぷり振り塩をし、強火の炭火の回りに立て掛け、
時々くるくる回しながら焼くこと5分。
パリッと焼き目のついた熱々の鮎を、竹串ごと手に持って、まず、シッポから一口がぶり、
香り高く程よい油ののり、絶妙な塩加減、身はしっとりとふっくら・・
頭だけ残して全部頂きました。 美味しかったですネー!
 ごちそう様でした。

鮎が香魚といわれるのは、清流で川底の石に付着した餌にする藻が、
鮎全体や尾ひれを独特の色合いに染め、香り豊かな鮎に育てるそうですね。
もう少しすると、今度は子持ち鮎の美味しい季節。楽しみでーす。

気持の良い木漏れ日の道端には、秋海棠、赤や白の水引、名も知らないオレンジの花、
花は終わってしまいましたが、かたくり草やシャガが群生しています。
お手頃な近場で心身共にリフレッシュした一日でした。
Tさん(^人^)♪ 


一緒に出掛けたTさん家のマスコット。
猫可愛がり?犬可愛がりのレオちゃん。


二歳になり逞しい?男犬に成長いたしました。
モデルのご機嫌を損なわないよう、二人がかりでシャッターを押し続けた内の一枚です。
「僕のポーズイカガ?」