2013年11月30日土曜日

「安 近 短」の紅葉狩り

費用が安く、距離が近く、日程が短い小旅行や日帰りで楽しむレジャー。


費用0円、歩いて?秒、日程5分
究極の「安 近 短」・・・裏庭の紅葉狩りです。

「なぁーんだ」と思われるでしょうが、紅葉、染井吉野二本(残念ながら一番風情のあった
山桜がゴンちゃんと共に枯れてしまいました)そして欅一本。
見る場所によっては中々の景色ですよ。

秋の紅葉は奈良生駒の西にある「龍田山」に住む秋を司る女神「龍田姫」が、
野山を紅色に染める為・・・と言われています。
その「龍田姫」様が狭い裏庭にも舞い降りてくださいました。

春「佐保姫」様が舞い降り桜の花で被われ、そして若葉青葉の初夏だった
裏庭の季節が移ろい、日毎に秋色に変わってきました。

紅葉、黄葉、褐葉・・近くでじっくり見たり落葉を手に取って見ると、紅葉は
赤一色でなく赤に黄色や褐色が加わったり、黄葉も複雑でどの葉も
奥深い初秋から晩秋の色になっています。
紅葉狩りも色の変化を楽しむ日本人の美意識でしょうね。

落葉はうらさびしいですが、紅葉も落葉も冬を生き抜くための必死の知恵なのだそうです。
落葉もやがて土に返り木々の養分になる。そして再生する・・・

裏庭に眠っているゴンちゃんも一年四ヵ月になります。
やがて再生する??

もう一度逢いたいですネ (*´∀`*)


2013年11月23日土曜日

和ろうそく

夜咄の茶事に使う和ろうそくを準備いたしました。



  短檠用の一番大きい燭台     一本
   膳燭                 三本 
  小燈                 二本
  手燭                 二本
  
最低これだけの燭台と大中小三種類の和ろうそくが必要となりますね。

その和ろうそくも少し前まで、隣町の「ろうそくと線香」を売っている
お店の隣の小さな部屋で、おばあさんが大きな鍋の前に座って、
作ってみえましたが残念ながらお亡くなりになってしまいました。
とても貴重な手仕事だったんですが・・・

お茶事の形として初座、中立、後座、合わせて二刻(四時間)を一座建立で楽しみます。
初座二時間、後座二時間、電灯でしたらスイッチを入れればパット明るくなりますが、
二時間から四時間燃え続けるろうそく・・・

ろうそくの燃える時間は重さで区別するそうです。
一匁(約3.75㌘)でおよそ三十分、5匁では一時間半位燃え続けるとか。
すると、二時間では約20㌘、四時間なら40㌘。
早速量ってみましたら一番大きいろうそくが200㌘、中100㌘、小60㌘ありましたので、
どんなに永くなってもまあーまあー大丈夫でしょう?

洋ろうそくは石油を蒸留して作られるパラフィンろうが原料ですが、和ろうそくは
天然のハゼの実で純植物性ですので清浄で環境にもやさしいそうです。

日常生活の中で洋ろうそくはともかく、和ろうそくは殆どお目にかりませんですね。
和ろうそくの赤橙色のオレンジ色の灯火は、風が当たらなくてもユラユラと揺れたり
静止したり、しばらくして又、ゆっくり揺れはじめたりとても神秘的です。
仄かで優しい光は心をゆったりとさせ和ませてくれます。

特別な日でなくても時々日常生活でインテリアとして和ろうそくを灯す・・・
ちょっぴりロマンチックな雰囲気になりますでしょうネ (*^ー^*)

2013年11月9日土曜日

「木枯らし一号」と「小春日和」

先日木枯らし一号が吹いたとのニュースがありました。

「木枯らし一号」
晩秋から冬にかけ、西高東低の冬型の気圧配置となり、最大風速八メートル以上の
北寄りの風が、東京と大阪で初めて吹いた日を「木枯らし一号」と言うそうです。

今年の長かった夏をやっと乗り越え、ようやく過ごし易くなり、野山も粧いはじめたばかりなのに、
もう、秋から冬へと移り変わり、木枯らしが吹く季節になってしまいました。
これから紅葉狩りに出掛ける人が多い時、錦秋の野山を木枯らしで枯れ木にしないで・・・

「小春日和」
冷たい木枯らしが吹き荒れた寒い日の翌日など、それまでの寒さが打って変わり、
春を思わせるような、ぽっかり暖かい日射しに包まれた陽気になる時があり、
そんな日を12月中旬頃までは「小春日和」と言い、それ以後に同じ「小春日和」のような
陽気でも「冬麗(ふゆうらら)」と言うそうです。

梅の季節にも「探梅」は寒さのきわまる時節、早咲きの梅を野山に探すという意味で
冬の季語となり、立春を過ぎると「観梅」で盛りの色香を愛でる・・春の季語となります。
どちらも微妙な季節の移ろいを表わす美しい日本語ですね。


いよいよ、カレンダーも一枚を残すだけとなりました。
年賀ハガキの注文がきたり、色とりどりのクリスマスケーキが並んだり、
今、食材の誤表示で問題になっているお節料理やお歳暮の陳列など・・・

そんなにいそがないで!

ひとときの穏やかな「小春日和」をゆったりと・・・

2013年11月2日土曜日

石蕗(つわぶき)の花

名前のごとく、庭の石に寄り添いほころびかけた石蕗の花。


厚みのある丸い葉っぱはキク科独特の濃い緑色で、どちらかというと地味な感じがしますが、
花茎からのびて咲く花は明るい黄色でとても可愛らしい花です。

11月に入りますと炉を開きますが、その炉開きの日は何時とは決まっていませんが、
毎年11月初旬の立冬の前後頃に開きます。

その頃にはまだ炉の茶花としてなくてはならない椿の花は、蕾が固く
ほころびるのにはまだまだ日にちがかかりそうです。
そういう花の少ないこの時期、晩秋から初冬にかけて咲く石蕗は
茶花としてとても重宝しています。

狭い陶の庵の庭ですので何をするにしても一番気掛かりなのはそのお花です。
早朝花のご機嫌を伺いながら、見目麗しい花を一輪づつ頂だいいたします。
さーて、お似合いの器はどれにいたしましょう?

四季折々の風物や自然を「夏涼しく」「冬暖かく」「花は野にあるように」
利休さんのお言葉  むつかしい・・・・・・