2014年3月15日土曜日

「・・・いとうつくし」

季語はなんと美しい日本語なんでしょう。

丁度今頃の仲春の季語は「北窓開く」 
春めいてきて冬の間閉めきってある北側の窓を開く。
そして、初冬になれば「北窓塞ぐ」
季節風に備えて窓を閉めきる。

もうそろそろ窓を開け放したい頃ですが、ここの所の尋常でない寒さでは
なかなか窓は開けられません。
そんな開けるにはちょっと寒い日、ガラス窓を通して写した一枚です。
毎朝雀に残りのパンやパン粉を与えるのが習慣になっていますので、
時間になるとちゅっちゅっと屋根の上から盛んに催促し、待ってたように食べにきます。

そんな姿を清少納言は「にくきもの」に続いて、「枕草子」のなかの「うつくしきもの」の段で、
雀の子が鼠鳴き(ちゅっちゅっと声を出す)をして呼ぶと、躍るようにして来るの。
とてもかわいらしい・・・と書いてあります。

ちゅっちゅっと鼠鳴き、これ以上の表現はなくピッタリですネ。
小さな体をふくらませ、小刻みに体を動かす動作のなんとかわいらしいこと。
そこへ、憎きひよどりがやってきた時の逃げ方とても俊敏です。
ひよどりが食べ終わって飛んでいくと又、ちゅっちゅっとついばみに来る・・
又、逃げる・・・そんな姿を見ていると自然に顔がほころびます。

震災に遭われた東北の方々を思いますと胸が痛みますが、
こんな細やかで穏やかなひと時こそ幸せを感じますネ。


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