2011年10月9日日曜日

「百年の手紙」 20世紀の日本を生きた人々 

中日新聞の夕刊に七月末から九月末迄49回にわたって色々の分野の人達、作家、政治家、
政治家の妻、皇后、監督、軍人、名もない人等・・を題材に時代とそこに生きた人々のことを、
ノンヒィクション作家の梯久美子さんが書いてみえました。
生来めんどくさがり屋の陶の庵ですので大部分斜め読みにしながらも楽しみにしていました。

 第一回
足尾銅山の鉱毒被害の運動を命を賭してされた田中正造氏の書状。

 第十八回
敗戦直後(S20.8/30) 皇后(香淳皇后)が疎開先の皇太子(現天皇)に宛てた手紙。
<・・・残念なことでしたが これで 日本は 永遠に救われたのです・・>
香淳皇后の人となりを伝える貴重なお手紙だったんでしょう。読んだときびっくり致しました。
49回掲載された中、カラー写真は一枚だけの天皇、皇后両陛下の睦まじいお姿が(1987年)
載っていました。

 第二十六回
作家の宮本百合子が獄中にあった夫 顕治と離れて暮らした12年間に交わした手紙・・

 第四十九回(最終回)
最近亡くなられた辺見じゅんさんの「収容所から来た遺書」・・シベリア抑留中に亡くなったある男の人の遺書を仲間が手分けして暗記し家族に届けた実話にもとずいて書かれた代表作だそうです・・
母親への遺書、 妻への遺書、 最後に子供に書いた遺書の一部。
<・・・君達はどんなに辛い日があろうとも、人類の文化創造に参加し、人類の幸福を増進するといふ進歩的な思想をわすれてはならぬ。偏頗で矯激な思想に迷ってはならぬ。どこまでも真面目な、人道に基く自由、博愛、正義の道を進んで呉れ。最後に勝つものは道義であり、誠であり、まごころである>

全四十九回共、内容の濃い素晴らしい文章でした。

2 件のコメント:

インキョGG さんのコメント...

その教養に更なる磨きをかけ続ける「才媛・陶の庵さん」は凄~い!と思います^^~
で、「百年の手紙」を検索したら「陶の庵」がなんと7番目に・・これもスゴ~イ!っと思いました~^^~

陶の庵 さんのコメント...

インキョさんに言われますと、とっても複雑な気持ちです・・
  有難うございました。