2012年5月15日火曜日

「道安風炉」

立夏の頃、炉を閉じ、風炉を据え、障子戸も葦戸に・・
早々と、季節の一区切りとして、初夏の設えにいたしました。

炉から風炉に、替わった当座「初風炉」といい、
茶席や道具の取り合わせにも、爽やかさを心がけます。

利休さんが、炉の点前を創作される迄は、四季すべて風炉を用いていたそうです。
風炉の種類として、土風炉、唐銅風炉、鉄風炉、その他として陶磁器風炉があり、
陶の庵で使っているのは、家人作ですので、陶器の「道安風炉」を使います。

 道安風炉

緑が鮮やかな「初風炉」の頃、特に席中の風炉の火窓から、前土器を通して、
灰の白、炭の黒、燃える火の赤い色が、緑との対照でとても美しく見えます。

それでは、火相、湯相共に整いましたので、
お濃茶を練ることにいたしましょう。
その時忘れていけないのは、お茶を練る前、釜に水を一杓入れること。
昨年採れたお茶で気が弱っている? とかで、
湯相を整える為に、必ず水を一杓入れます。

丁度、八十八夜を過ぎた今の時期、隣町のN市は、
日本有数の抹茶の生産地。 今は茶摘の最盛期です。
その摘み取られた茶葉が、月日をかけて加工され、
茶人が、一年間、大事に使わせていただくわけですネ。

美味しいお濃茶にはやはり、美味しい主菓子!


切り込みのある、白い器に盛ったのは、
 季節の花、ういろう製の花菖蒲です。

それでは、ご一緒に頂戴いたしましょう・・

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