三河と尾張を結ぶ「衣浦大橋」を渡った所から車で15分。
半田市岩滑(やなべ)にあり、今年生誕100年ということで再びクローズアップされている、
「ごんきつねの新美南吉記念館」へ出掛けてまいりました。
「ごんきつねの新美南吉記念館」へ出掛けてまいりました。
山茶花のトンネルを抜けると記念館です。
「ごんぎつね」は国語の教科書にもなり、とても親しまれていますが、
俳句、詩、小説、童謡、童話など、色々な作品を書いてみえたんですね。
俳句、詩、小説、童謡、童話など、色々な作品を書いてみえたんですね。
資料の多さにびっくりいたしました。
北の宮沢賢治、南の新美南吉といわれるほどの、
日本を代表する童話作家だった事を改めて感じました。
家に帰ってから思い出して、早速スクラップ帳を開いてみました。
ありました!
1998年(平成10年)9月22日 朝日新聞夕刊
皇后様 児童文学を語る 「子供時代の読書の思い出」
15年前ですので既に黄色に変色してしまいましたが、大切に保存しておいたスクラップ。
その当時は今より一段小さな活字でしたが、メガネをかけてゆっくり読み直しました。
色々な本や作家等多岐に亘りお書きになってみえましたが、一番印象的だったのが
新美南吉「でんでんむしのかなしみ」をまず、最初にお話されていたことです。
自分の背中の殻にはかなしみがいっぱいつまっている。
自分の背中の殻にはかなしみがいっぱいつまっている。
それは自分だけではない、かなしみはだれもが持っている、かなしみは自分で
こらえていかなければならない・・・本から得た喜びや悲しみ、愛と犠牲等
「ある時には私に根っこを与え、ある時には翼をくれました」
読書は私に、悲しみや喜びにつき、思い巡らす機会を与えてくれました。
自分以外の人が、どれほどに深くものを感じ、どれだけ多く傷ついているかを
気づかされたのは、本を読むことによってでした。・・・
本当に美しい日本語で表現力豊かにお書きになってみえ、とても
本当に美しい日本語で表現力豊かにお書きになってみえ、とても
やさしい心持になり、又大事にスクラップ帳に戻しておきました。
記念館にあるでんでんむし
南吉の童話の中には、現実の不条理や、生きていく事は楽なことではない、
又、愛や希望、相手の痛みを自分の痛みとする本当の「やさしさ」等、
短いお話の中に凝縮されているんですね。
タイムスリップし、子供の素直なまなざしで見て周り、
ちょっぴり心がきれいに?と同じくらい心が切なくなりました。
※ 秋彼岸には、記念館の北側を流れる矢勝川の堤に、
群生する真赤な彼岸花が見事に咲きそろうそうです。


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