「梅見月」は陰暦の二月の名称です。
日本語には四季に移ろう、美しく微妙な変化を表現する言葉がありますね。
二月だけでも、如月(きさらぎ)、雪消月(ゆきけしつき)、初花月(はつはなつき)、
梅見月(うめみつき)、木芽月(このめつき)、早緑月(さみどりつき)、仲春(ちゅうしゅん)、
雁帰月(かりかえるつき)、小草生月(おぐさおひつき)、建卯月(けんうずき)・・・
その中でも一番ぴったりと思い好きなのが「梅見月」です。
梅は寒さに耐えて、一輪一輪咲きにおう姿は気品があり、
茶席にも春を呼ぶ花として貴重な茶花です。
先日立春を迎えましたが、今日は余寒で降る初雪で思いがけなく一面銀世界になり、
まだまだ寒さ厳しい日々、茶の湯でもなにより暖かさが一番のご馳走です。
茶碗もお茶が冷めない様に、口の小さい筒茶碗を使ったり、
まだまだ寒さ厳しい日々、茶の湯でもなにより暖かさが一番のご馳走です。
茶碗もお茶が冷めない様に、口の小さい筒茶碗を使ったり、
お菓子を入れる喰籠も前もって、お湯を入れて温めておいたり、
釜は茶碗とは逆に湯気で室内を暖める為に、口の大きい釜を使ったりいたします。
そして、もう一つ小さな道具ですが、ほっこり心が暖まるのが「手焙(てあぶり)」です。
宗心宗匠のご本「宗心茶話」にお書きになってみえますが、「今どきの考えからしますと
こんな小さな、火も一つしか入っておらないものがどんな効果があるんやなどと
思いますけれども、適当な暖かさで手を温めるものなんですね。
手を温めると、掌を流れる血が暖まるので、これがからだ全体に回っていって
からだ全体を温め暖がとれるという、なかなか合理的なものです。ただし、
お客みんなに用意するものでのうて、正客だけということになっておりますけれども、
お年の人にも用意してもよいと思います。・・・」と書いてみえます。
お年の人にも・・・と臨機応変がお茶の心“おもてなし”に通じることでしょうか?
こんな小さな、火も一つしか入っておらないものがどんな効果があるんやなどと
思いますけれども、適当な暖かさで手を温めるものなんですね。
手を温めると、掌を流れる血が暖まるので、これがからだ全体に回っていって
からだ全体を温め暖がとれるという、なかなか合理的なものです。ただし、
お客みんなに用意するものでのうて、正客だけということになっておりますけれども、
お年の人にも用意してもよいと思います。・・・」と書いてみえます。
お年の人にも・・・と臨機応変がお茶の心“おもてなし”に通じることでしょうか?
陶の庵で使っている
「手焙」としても使える花器
「手焙」としても使える花器
花器としても使える「手焙」
「手焙」ささやかですが暖かい心遣いですね。

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