2014年2月1日土曜日

「尾瀬に死す」

朝食の後片付けをしていた時ラジオから聞こえる声に、
思わす足がピタッと止まり、それからどれくらいの時間が経ったのか、
身じろぎもしないで耳をダンボにして聞き入ってしまいました・・・

最後に、
NHKラジオ文芸館 「耳で聞く短編小説」
藤原新也 著 「尾瀬に死す」
朗読はアナウンサー 清水紀雄でした。
 
すぐに書き留めました。

  藤原新也?    乏しい知識では聞いたことのないお名前。ネットで検索。

         藤原新也    1944年生 写真家、文筆家、画家・・
   「尾瀬に死す」   2009年発行の「コスモスの影にはいつも誰かが隠れている
       14編のエピソードからなるエッセイ集の一編。

 
図書館で借りて読んでみました。何度も・・
妻殺しの疑いをかけられた男性と、裁判の証言を頼まれた中学時代の親友の話。

余命4ヶ月と宣告された末期癌の妻を、本人のたっての望みで、
若き日の二人の思い出の地“尾瀬”へ連れて行った時、息を引き取ってしまう。
その後、殺人罪で起訴され、無罪が確定される10年間位の出来事を、
ほんの24ページに凝縮して書かれた短編小説。

 死に向かい合う時、人はどのように死ぬのか・・・
胸にせまる話が、美しい文章で書かれています。
切なかったですね。鬼の目にも涙があふれました。
 
日常生活の中でそんなことは有り得ない、起こり得ないと思っていたことが、
現実の日常生活で起こってしまう・・・
実話だそうですので本当に“事実は小説より奇なり”ですね。
 
生を受ければ必ず死がある。
人との出会いと別れ、生と死、運命・・
 
是非ご一読ください!

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