春彼岸も過ぎ、桜の花便りが待ち遠しい頃、釣釜の準備をいたします。
立夏になりますと、席中の炉畳も丸畳に、障子も葭戸に模様替えいたしますので、
それ迄のほんの少しの間の釣釜のお稽古です。
蛭釘から下がった釣釜が、ゆっくり揺れる様子は、やっと春になった・・と
何となく気分がウキウキし、席も明るくなったような気がいたします。
釣釜の一番の特徴は、炉中に五徳を使わないということでしょうね。
その代わり、使わない五徳は蓋置にして使う五徳蓋置があります。
釜を据える五徳の形を小さくしたもので、季節感もあり、とても可愛らしい蓋置です。
(別名 隠家ともいうそうですが??)
釜を据える五徳の形を小さくしたもので、季節感もあり、とても可愛らしい蓋置です。
(別名 隠家ともいうそうですが??)
五徳蓋置は透木釜、切掛風炉や釣釜等五徳を使わない場合に用い、
点前では輪を上にし、飾る時は爪を上にして扱います。
(陶の庵作 (/o\*))
釣釜は湯を使うたびにゆらゆら揺れたり、微かな風が部屋を通り抜けるだけで揺れ、
その揺れににしたがって、春もどんどん近づいてくることを、亭主も客も感じあえますよ。
炉の間、お席に彩りを添えてくれた女王さまの椿も、初風呂になりますとお役目が終り、
可憐な風炉花にバトンタッチいたしますので、ほんの少しの間釣釜と共に、
椿を愛でることにいたしましょう。
陶の庵の一坪花壇の椿にもお礼肥えをし、風炉花の準備をしています。
色々の花芽が顔を出し、日に何度も足を運んで開花を待っている処です。


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