2012年8月20日月曜日

涼風

7月も初旬の頃は、「短夜」「明け易し」のごとく、
朝は5時前より明るくなり、長い一日の始まりでした。

暑中見舞いも出し、「立秋」を境に残暑見舞いになり、お盆も過ぎますと、
日の出も随分遅くなってまいりましたし、暑い暑いと言いながらも、
微かに秋の気配を感じ、心地よい涼風も吹き始めました。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 
風の音にぞおどろかれぬる」

風の音で立秋の気配を知る?? 繊細な藤原敏行朝臣の歌。

涼風が吹き始め、秋の風情が濃くなりますと、たおやかに枝垂れる萩の花が目に付きます。
おなじみの秋の七草の萩の花は、万葉集にも一番多く詠まれている花だそうですネ。

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花
女郎花また藤袴 朝貌の花 」

忘れないでいいですネ。秋の七草全て詠まれている山上憶良の歌。

萩の花が咲きそろうにつれ、秋の日はつるべ落とし「短夜」から「長夜」になり、
せみ時雨から虫の音へと、そして カレンダーの薄さも気になりはじめ、
何となく腰が浮き加減になってきます。

今回で最終の開催となります「第十回 和楽茶会」の準備をしなければ・・・
心急かされる日々になりそうです。

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