2012年8月7日火曜日

絞り茶巾

極暑と極寒の薄茶のお点前の一つ「絞り茶巾」


夏の絞り茶巾は、少しでも涼しくという心くばりから、平茶碗に茶巾をたたまず、
ゆるく絞った姿そのままを、茶碗に仕組んで運び出します。
茶筅通しをして、お湯を建水にあけてから、お客様の前で茶巾を絞りなおしてたたみます。
ゆるく絞った麻製の茶巾の白さは眼に涼しく、微かに滴る水の音は、耳にも涼しく感じられます。
お点前の中で、微かな水音に五感を澄ませることで、暑さを少しでもやり過ごしたいものです。

冬の絞り茶巾は少しでもお茶が冷めないようにと、比較的口の狭い筒茶碗を用います。
茶筅通しのお湯を茶碗に入れたままにしておき茶巾を絞り、
茶巾をたたみなおしている間に、茶碗が仄かに温まります。

冷、暖房のなかった頃に、如何にお客様に心地よい雰囲気の中で、美味しいお茶を点て
おもてなしするか、そして、それをお客様が察した時、主客のこころが通い合います。

松平不昧公の言葉
「客のこころになりて亭主せよ、亭主のこころになりて客いたせ」
主客が互いに敬うこころが大切ですネ。

何時か、そんなお茶事がしたいものです・・

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