日本に香木が入って来たのは仏教伝来と共で仏様にお供えするお香として使われていました。
又、調合によっては薬にもなり、かの才色優れた楊貴妃はそれを食べていた為、
体から芳しい香りがしたそうです~~
平安時代になりますと趣味として麝香や沈香等色々のものを混ぜ合わせ、はちみつで固めて
香りを楽しむ練香が作られ、源氏物語(勿論現代語訳)等を読みますと、お香を部屋に
焚きこめたり、衣装や紙に薫物をほどこしたりする様になり、それも女性だけでなく男性貴族も
身だしなみの一つでもあったそうです・・・ ウーン これぞ「雅」
「香り」の文学といわれる源氏物語の世界ですね。(臭いを隠すためでもあったとか?(*^-^) )
茶の湯では炉の季節は練香を使い、その容器は先日愛知県陶磁美術館で見ました
型物香合の陶磁器の香合を用い、炭手前の時にはその中に三個の練香を入れておきます。
風炉の季節になりますと濃厚な香りの練香から、角割りの香木そのままの沈香や
白檀を使い、容器も陶磁器でなく唐木や竹製、漆器等の軽やかな香合を用い、
やはり炭手前の時には三個の木片を入れておきます。
鉄刀木の可愛らしい(4×6㌢)「手桶香合」です
同じ沈香や白檀でも産地によって「香り」が違うそうですよ。焚いたお香の「香り」を聞き
その違いを「甘い」「辛い」「酸っぱい」「苦い」「塩辛い」と五味で表現するそうです。
料理の五味とまったく一緒ですね。
味と一緒で個人差があり、そのうえ現代の生活では味覚程嗅覚が使われていないので、
なお一層個人差があるそうです。
「雅」に包まれた遊び心のある和の生活を楽しむのには、
見たり、聞いたり、触れたり、嗅いだり、味わったりして
五感を研ぎ澄ます事にいたしましょう ♪♪

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