2012年10月9日火曜日

「細水指」

朝夕、冷気を感じる頃になりますと、茶室内も少しずつ模様替えを致します。
真夏の風炉は、茶室内でお客様からなるべく暑さを遠ざけるような、
切り合わせ風炉を使っていましたが、そろそろ火の暖かさが恋しくなりますと
釜もたっぷりお湯が入る少し大きめの釜を使います。
そして、それまで勝手付きに置いていた風炉を真中に置く「中置」や、千家中興の祖
如心斎がはじめて工夫された「竹台子の風炉一つ飾り」でお稽古をいたします。
このお点前の一番の特長は、水指を風炉の左側、勝手つきの狭い所に
置かなければならないので、細長い「細水指」を使います。


「細水指」や炉から風炉に替わる時期に使う「つり釜」は、
ほんの一刻使うだけですがとても季節を感じるお道具です。

そして名残りの風炉も終わりますと、まもなく炉開きの時期へと移っていきます。

華やかな春も好きですが秋が深まりゆき、木々が赤や黄に染まり始める
仲秋から晩秋にかけての、清涼で穏やかな日々は気持が落ち着きます。

やっと、凌ぎやすい季節になりました!
七代目如心斎宗匠が言ってみえました。
「常を茶になして 茶に臨んであらたまらぬように」
「平常心是道」

サー 心して精進いたしましょう・・ネ

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