極寒の如月のお稽古。
炉にたくさんお炭をつぎ、湯気の出ている大ぶりな釜から、始めは微かな音が、
次第に松葉がそよぐように聞こえる音「松風」
茶席に暖かさが広がっていきます。
床の間には春を呼ぶ花、梅一輪を待ちわび「梅花開五福」のお軸。
五福を五弁の花びらに託します。
寿命が長いこと
財力が豊かなこと
無病なこと
徳を好むこと
天命を以って終わること
白釉の掛花入れには、蝋細工のような素心蝋梅と、
裏庭に咲いた曙椿を挿してみました。
裏庭に咲いた曙椿を挿してみました。
茶碗は極寒のこの時季、ほんの1ヶ月位使う筒茶碗。
通常の茶碗より口が狭く、細長い形をし、濃茶には用いず薄茶だけに使います。
盛夏の時の平茶碗と同様、絞り茶巾を仕組み、席中お客様の前で、
茶碗にたっぷりのお湯を一杓入れた後絞りなおし、その間に茶碗を温めておきます。
深い茶碗なので、それだけお湯が冷めにくく、頂く時に両手のひらに、
ほんわかと温かみを感じます。
「筒茶碗 深き底より ふき上がり 重ねて内をてをやらぬもの」
利休百首に筒茶碗の扱いが書いてあるように、お手前の時、
筒茶碗に限って拭く時は必ず底から拭き、その後に縁を拭いていきます。
春が待たれる中、極寒の筒茶碗での一服美味しゅうございます。


2 件のコメント:
今日はH先生指導のお茶同好会稽古。
長板の諸飾りの濃茶と、薄茶・筒茶碗の稽古でした。
一年ぶりに扱う筒茶碗、戸惑いながらの手前。H先生の厳しくも暖かい指導が。(笑)
お茶の稽古、楽しく続けています。
極寒の筒茶碗、春彼岸が待たれる釣釜。
季節感があってよろしいですネ。
今朝、自宅の前庭の蹲にウグイスが水を飲みに来ていました。
「梅一輪一輪ほどの暖かさ」もうすぐ春!
薔薇のお手入れもこれからですか?
楽しみに致しております(*^-^)
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