2013年4月7日日曜日

コクと旨味

おさんどんにとっては「コクがあるとか旨味が充分出ている」と、
言われるのはそれはほめ言葉ですよね。
それではそのコクとは? 旨味とは?

大抵の人がよく使っている言葉ですが、コクって?と言われても一言では説明しにくいですね。
味覚には苦味、酸味、甘味、塩味、旨味の五味があります。
コクとはその五味全部を含めた濃厚な味を言うのかしら? 
旨味程具体的な風味はないような気がします。
例えば、コクの宝庫カレーライスや豚骨ラーメン、キムチ・・・複雑で濃厚な味を想像します。

それに比べ旨味は何となく繊細な味。
昆布とかつお節の旨味が香りと共にほのかに漂ってきます。それも京都の高級懐石料理店
ではかつお節ではなく、まぐろ節を使うと非常に上品なだしが出るそうです。
一度ご賞味にあずかりたいと思っています。(*´ー`)

陶の庵も時々お茶事をいたしますが、一番気を使うのはやはりメーンの煮物椀です。
蓋を開けたときにほのかにだしの香りと、爽やかな中に深い味わいがある・・ムツカシイ

昨日作りました貝柱真蒸
菜の花と桜と木の芽を添えました


そして日本料理特に懐石料理には日本酒(冷酒)が一番!
神経を程よく研ぎ澄まして、ゆっくりと 味わっていただく。おいしいですネ。

・・と言うことはやはり、日本料理にはコクより旨味のほうが大切ということかしら?
それには醤油、味噌、日本酒、味醂等が日本の伝統を支える大切な食材です。

料理も茶の湯も求めるものは同じ。

千利休の愛誦の歌

「花をのみ待つらむ人に山里の
雪間の草の春を見せばや」

華やかな美より簡素な美のなかに充足を見出す、日本人の美意識ですね。

0 件のコメント: