2013年12月7日土曜日

「夜咄の茶事」

お茶は「茶事に始まって茶事に終わる」と言われています。
大寄せの茶会も楽しみですが、やはり小寄せのお客様と一碗のお茶で
一期一会の交わりをする・・・それがお茶の心だと改めて思いました。

先晩、日没を目安に午後五時の席入りとし、親しいお客様をお招きして
「夜咄の茶事」を楽しみました。

夜咄ならではの亭主と正客の手燭交換や、おもあいでの前茶を差し上げたり、
朝茶や正午の茶事とは違う趣を設えましたが・・・

蹲踞で手水を使うお客様 

初炭でたっぷりのお炭をつぎ座掃きで清めた後、席を改め広間での懐石席へ。

全て陶の庵の手作りの懐石でしたのでお味は如何??
お粗末なことで失礼いたしました。

後座の席入りは鳴物の鉦ですのでゴ~ン ゴ~ンと大、小、大、小、中、中、大の
七点を打ちお知らせします。

夜咄は小間が似合いますね。
朝茶や正午の茶事の時など、広間の方が良いと思う時もありましたが、
夜咄だけは断然小間で良かったと思いました。

蝋燭の明かりと初炭でたっぷりついでおいた炉の暖かさ、そして釜からの松風の音・・・
寒夜の一刻を一座建立でゆったりとお過ごすいただけましたでしょうか?

まだまだ、思っていた半分も設えることが出来ませんでしたが、電灯を全て消し
蝋燭の明かりだけで行った「夜咄の茶事」は、又「ともし火の茶事」「闇の茶事」と
言われ、その雰囲気を少しでも感じていただけたら嬉しゅうございます。

夜咄では日が沈み夜も更けると寒さも急に厳しくなります。
利休さんのお言葉。
「冬は暖かに」 直接暖をとる器具ばかりでなく 「心はあつくてもてなせよ」
深い教えと思いました。


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