「墨」
墨は油煙や松煙を膠で固めたもの。
使う時には硯で摺って、書や画を書く時に用います。
白い紙の上に書かれた墨の黒。白黒両極の間に無限の墨の濃淡。
日本独特の美しさですね。
以前、書家の篠田桃紅さん(1913年生)の書いてみえたエッセイに、
「中国宋代の硯(縦65㌢横40㌢)、その大きさ、豪放さに知人に頼み込んで譲り受けた。
硯に水1合をとくとくと注ぎ込む。ゆったりと、なめらかに、無心で。
ときに一時間かけてする。墨がにおいたつ。」・・・ 情景が眼にうかびます。
特別な芸術は別にしても、年末年始になりますとにわかにクローズアップされるのが「墨」
昨今では年賀状も様変わりして、「墨」も日常品ではなくなってきたのが残念ですが・・・
陶の庵家では家人の仕事柄「墨」と筆は必需品です。
「炭」
木材を蒸し焼きにして作り燃料として使います。
お茶で使う「炭」はとてもきれいですよ。
材料は椚の樹だそうですが、樹皮が密着しているのでしまりがあり、
炭の断面が真ん丸い円で、切り口が菊の花のように均一になるので菊炭とも言っています。
火付きがよく長もちし、微かに漂う香が心を落ち着かせます。
特別な仕事以外使われない「墨」同様、「炭」も日常品ではなくなってしまいました。
特に、東北地方で生産されていましたので3.11の震災以降「炭」の値段がだんだん
高くなってしまい、残念というのか心配です・・・
陶の庵にとってはお茶の「炭」はなくてはならない必需品です。
震災された地域の農業、漁業、林業等の一日も早い復興が待たれますね。
陶の庵にとってはお茶の「炭」はなくてはならない必需品です。
震災された地域の農業、漁業、林業等の一日も早い復興が待たれますね。
「墨」と「炭」
どちらも「すみ」と読み、一見似てないようにみえますが同じ炭素で出来ていて、
「墨」は粒状にして使い、「炭」はかたまりとして使い似たもの同士だそうです。
「墨」も「炭」も必需品の陶の庵家の似たもの同士、大波小波を乗り越え、
お蔭様にて一年無事に過ごすことが出来ました。
感謝でございます。
今年も、拙い「陶の庵日記」を見てくださいまして有難うございました。
どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。
(*´ー`)
0 件のコメント:
コメントを投稿