アラーキーの愛称で親しまれ、過激な写真家と言われている、
荒木経惟(あらきのぶよし)さんの「往生写集」展を観てまいりました。
豊田市にあります豊田美術館で開催されていますが実は、
数年前までアラーキーさんの名前も知りませんでしたし、
勿論写真は一枚も見たことがありませんでした。
それが、四年位前の新聞に「視線」というテーマで、一枚の猫の
スナップ写真が掲載されていました。オイルヒーターの横の布団の上に、
よれよれのぺったんこの体なのに、目だけを大きく見開き、
混じりけのない黒目でじーっと見つめているスナップ写真!!
とても衝撃を受けスクラップしておきました。
その忘れられない印象的な猫チロちゃんの、最後の日々を
記録した写真を撮ったのがアラーキーさんだったのです。
記録した写真を撮ったのがアラーキーさんだったのです。
妻陽子さんの実家で生まれたチロちゃんが、アラーキーさん宅にやってきたのは
1988年3月、その後奥様はお亡くなりになり、20年間をパートナーのアラーキーさんと
共に生き、4年前に22歳で看取られ亡くなった「愛しのチロちゃん」
スナップ写真を見た当時は、陶の庵家の愛犬ゴンちゃんも、老体ながら気持ちだけは
まだまだ若い者には負けられない・・・と思っていたのではないでしょうか?
その後、体調は余り良くはなかったんですがまさか、亡くなるとは思っていなかった早朝、
ヨロヨロ歩く度にころんでしまい、どうしてころんでしまうの??・・・という目で
見つめた目が、チロちゃんの目と重なってしまい印象に残っています。
頑張ってくれましたが、18歳になる直前に天寿を全うしてしまったゴンちゃん。
早いもので7月28日で2年になります。
アラーキーさんは早くに奥様を亡くされ、その後20年間最愛のパートナーとして
生活したチロちゃんも亡くなり、ご自身も癌で体調をくずされたり又、
東日本大震災等過酷な体験からのテーマ「愛と死」 死への意識によって、
輝く生の瞬間をエネルギッシュに表現された、膨大な作品の
「往生写集」展。アラーキーさんの造語だそうですが、
人生を振り返り、再確認しながら前進なさる姿に圧倒されました。
先日の新聞には、天才アラーキーも今は、禁酒禁煙、夜の街も控えて、
ラジオ体操の日々・・・と書かれていましたが、まだまだ74歳
どうぞご自愛なさり、ますますのご活躍を!


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