2013年5月4日土曜日

形物香合

やきものの町瀬戸の広大な丘陵地に、陶磁文化の殿堂として
建設されましたのが愛知県陶磁資料館です。

S53年に開催された時より更に豊かな緑となり、その中に水と石を配し自然に囲まれた
極上のやすらぎの場所になった資料館に、雨上がりの先日久しぶりに出掛けました。
染井吉野はとっくに葉桜になってしまいましたが、八重桜はまだ花も多く
風に吹かれ花吹雪となって、緑の中にひときわ軽やかに舞っていました。

開催中の「茶人のあそび心 型物香合」展  見応えがありました。
  お香合はお香を入れる為の小さな蓋物です。茶の湯に親しんでみえない人は
ご縁がないかもしれませんが、お茶碗や水指に比べ、詩情豊かでユニークな手のひらの中に
すっぽり入ってしまう、かわいく親しみやすい茶の湯のお道具です。

お茶事をしますと、まず、茶席にお客様が入り、床の間の掛け物や風炉や炉を拝見し、
その後に亭主が風炉や炉の火に炭をつぎ釜の湯を沸かします。これを炭手前特に
初炭といい、この時に炭の火でお香を焚くその香りもおもてなしの一つです。
お客様の所望により拝見に出しますので、形や図柄や亭主の思い等、
香合を中心にして話題が広がり和やかなひと時となります。
その後、懐石、濃茶、薄茶と続きお茶事は二刻(四時間)位かかります。

最近は「大寄せの茶会」が多く炭手前もなく、濃茶と薄茶又は、薄茶のみの茶会に
なってきましたので、その時の香合は床の間に飾っておきます。

香合は夏期の風炉の季節には、塗り物や生地で伽羅、沈香、白檀等の香木を使用し、
冬期炉の季節は今回の展示の陶磁器で、練香(香木の粉末を蜜で練り上げた物)を使用します。
季節やお道具に趣向を凝らしたりしますと、だんだん種類も必要になってきます・・
困ったものですね~~
そのかわり拝見するのはかわいい香合とっても楽しみです♪♪

(図録より 青磁鷹々香合 高 6.0cm)

(図録より 呉洲 赤玉香合 高 3.0cm)

 今回は亀や牛、牡丹や桃、鳥等、細やかな遊び心をとり入れた型物香合が、
150点展示されていましたがこの2点がお気に入りでしたね。

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